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ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢のkazu1961のレビュー・感想・評価

4.0
▪️JPTitle :「ネクスト・ドリーム ふたりで叶える夢」
ORTitle:「The High Note」
▪️First Release Year : 2020
▪️JP Release Date : 2020/12/12
▪️Production Country : アメリカ・イギリス
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-221
🕰Running Time : 114分
▪️Director : ニーシャ・ガナトラ
▪️Writer : フローラ・グリーソン
▪️MusicD : アミー・ドハーティ
▪️Cast : ダコタ・ジョンソン、トレイシー・エリス・ロス、ケルヴィン・ハリソン・Jr、アイス・キューブ
▪️Review
🖋音楽業界版『プラダを着た悪魔』などと言われていますが、ひとりでは叶わない夢が人との絆で動き出す最高のサクセスストーリー、とても素敵な作品です。『プラダを着た悪魔』と違うのは、主人公の付き人と大物歌手とのその信頼と憧れに基づいた関係性。大物歌手グレースがいだく過去の人になりつつある葛藤に対して、その付き人主人公のマギーが音楽自身の持つの歓びや初心を無邪気に突きつけてくることで心が動き、そして二人の絆で夢に向かって動き出すのがキモ。

🖋ストーリーもなかなか面白く、元音楽業界出身の脚本家アメリが描く、ハリウッド音楽業界のリアルな業界描写が素晴らしく、さらにエンディングのどんでん返しは、“えっそうきたか!!”とほくそ笑んでしまいました。劇中の華やかなファッションも見どころの1つですね。

🖋そしてなんと言ってもその秀逸な音楽の数々。音楽プロデューサーは、ビヨンセ、ジャスティン・ビーバー、レディー・ガガなどそうそうたるアーティスト作品を手がけてきたロドニー・ジャーキンス。 ストーリーとシンクロする歌詞も含め、作品の流れを彩る曲の数々は今作の大きな魅力です。”ダイアナ・ロス”のDNAを引き継いだトレイシー・エリス・ロスの本作が歌唱デビューとは思えない圧倒的パフォーマンスに聴き入ってしまいます。

🖋俳優陣も音楽プロデューサーとしての成功を夢みるマギーをダコタ・ジョンソンが等身大に演じています。今までの作品で一番輝いているかも。一方、伝説の歌姫、グレースをトレイシー・エリス・ロスがパワフルに華やかに演じています。
そのほか、ケルヴィン・ハリソン・Jrがプロのミュージシャンを目指すデヴィッドを、ミュージシャンのアイス・キューブがグレースのマネージャー ジャック役で出演してるのも良いですね!

🖋物語は。。。
ハリウッドの音楽シーンで成功を収めたグレース(トレイシー・エリス・ロス)に振り回されながらもアシスタントとして日々雑用をこなすマギー(ダコタ・ジョンソン)は、いつか音楽プロデューサーになるという夢を抱いています。一方のグレースは、現在の評価を失うことになっても新曲を制作したいと願うが、周囲の同意を得られず苦悩していました。「世の中へ素敵な音楽を届けたい」という共通の夢をかなえるべく、二人は周囲を巻き込み奮闘していきます。。。

▪️Overview (映画. comより)
ハリウッドの音楽業界を舞台に人とのつながりや絆の大切さを描き、「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のダコタ・ジョンソンと、ダイアナ・ロスの娘トレイシー・エリス・ロスが主演を務めた人間ドラマ。ハリウッド音楽業界のトップ歌手グレースの下でアシスタントとして働くマギー。彼女は憧れの環境で働くことに喜びを感じながらも、音楽プロデューサーになる夢をあきらめられずにいた。一方で、歌姫として君臨するグレースも現状の評価を失うリスクを背負ってでも新曲制作へチャレンジしたいという思いを捨てきれずにいた。そんな彼女たちの夢が周囲を巻き込み、大きく動き出していく。マギー役をジョンソン、グレース役をロスがそれぞれ演じるほか、「WAVES ウェイブス」のケルビン・ハリソン・Jr.、ラッパーとしても活躍するアイス・キューブらが顔をそろえる。
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