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マニカルニカ ジャーンシーの女王のfieldのレビュー・感想・評価

3.5
ナレーションはバッチャンか、やっと観れた。
インドの独立を信じ王妃ではなく戦士として自ら最前線で戦ったラクシュミー・バーイー。母国を憂い、英国という足枷にこの先インドに生きる人が疑問を抱かぬよう、今では無くあくまで未来を見据えた崇高な精神、その信念が前面に出てる。
英国が合併を迫るなか婚礼でラクシュミーの名を貰う、愛称マヌのビトゥール王女マニカルニカ。独立はそのジャーンシー国藩王の意志でもある。
単に信念だと東インド会社を相手に不利な戦況はただ辛いだけだが、その時の勝ち負けだけで無く同胞を焚き付ける狙いがあり、視線の先に未来を提示するのは大まかな流れが分かっていても希望を感じれる。なかなか良い見せ方だなと思う。
王宮での夜戦に子を背負い戦う母としての強さ、女は調理場の風潮も女性まで練武し戦軍に加える女性としての強さも描かれてる。目の演技を中心に信念の強さもよく現れてた。カングナさん脇役イメージ強かったがしっかりメインを張れるな。
王宮で囲まれて十人斬り二十人斬りや無血入城しマラーター再建後自ら打って出る最終戦、血飛沫浴び刀を振り回す姿が勇ましい。大砲や騎馬戦、アクションもしっかりある。
独立戦争に脚色あるがジャーンシー王国王妃伝説に基づくストーリー。なかなか見応えあった。

クルクルパーマのマヌや婚礼後のピンクのサリーに白い生花の花飾り、金のアクセサリーなど衣装も豪華で宮殿のロケーションも良い。歌は何箇所かあったがダンスは子牛を助けた後くらいかな。
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