ThePassenger

秘密の儀式のThePassengerのレビュー・感想・評価

秘密の儀式(1968年製作の映画)
3.0
いかにもジョゼフ・ロージーらしい不穏さを全編に漂わせるものの、娘と義父の関係性などを始め今ひとつボンヤリとした部分が散見され、やや消化不良気味。恐らくは心理描写が主体ではないかと推測されるアルゼンチン人作家の原作を上手く映画化出来たのかどうかは疑問に思うところ。リズ・テイラーの容姿を揶揄する台詞が幾つかあり、よく彼女が怒らずに演じたなというのが率直に抱いた感想。リズの服飾デザインを担当したのがクリスチャン・ディオールにしてはあまりに滑稽なファッションの数々。年増の娼婦という役柄を考慮し、あえて野暮ったいものにしたのだろうか (2024-12)
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