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ブラックアダムのYYamadaのレビュー・感想・評価

ブラックアダム(2022年製作の映画)
3.9
【DCエクステンデッド・ユニバース】
⑪ブラックアダム

◆登場ヒーロー
JSA(ジャスティス・ソサイエティ・オブ・アメリカ)
・ドクター・フェイト
・ホークマン
・サイクロン
・アトム・スマッシャー
◆ヴェラン:
・ブラックアダム
・サバック
◆ミッション:
 悪魔王サバックの復活阻止
 
〈本作の粗筋〉 eiga.comより抜粋
・5000年の眠りから目覚めた破壊神ブラックアダム。かつて彼の息子は自らの命を犠牲にして父を守り、その力を父に託した。
・息子の命と引き換えにして得られた力に苦悩と悔恨を抱えるブラックアダムは、息子を奪われたことに対する復讐のため、破壊の限りを尽くす。
・そんなブラックアダムの前に、彼を人類の脅威とみなしたスーパーヒーローチームジャスティス・ソサイエティ・オブ・アメリカ(JSA)が立ちはだかる…。

〈見処〉
①全てをぶっ壊す破壊神——
・『ブラックアダム』は、2022年に製作されたヒーロー映画。「DCエクステンデッド・ユニバース」(DCEU)の第11作目。
・本作は『ワイルド・スピード』などでNo.1マネー・メイキング・スターとして広く認知されるドウェイン・ジョンソンが、DCコミックスのアンチヒーロー「ブラックアダム」に扮したアクションエンタテインメント。
・その他キャストは、ブラックアダムと対峙するヒーローチーム「JSA」のメンバーで魔術師ドクター・フェイトは5代目ジェームズ・ボンドで知られるピアース・ブロスナン。JSAのリーダーで空の王者ホークマン役にオルディス・ホッジ、嵐を操るサイクロン役にクインテッサ・スウィンデル、巨大化する能力を持つアトム・スマッシャー役にノア・センティネオ、物語の鍵を握る女性アドリアナ役にサラ・シャヒ。
・監督は『ジャングル・クルーズ』でもドウェイン・ジョンソンとタッグを組んだジャウム・コレット=セラ監督がメガホンをとった。

②DCEUとの連関性
・JSAをブラックアダムの元に派遣した米国政府の高官アマンダ・ウォーラーは『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)やドラマ『ピースメイカー』(2022)にも登場。
・ブラックアダムのスーパーパワーの源泉は「シャザム」
・ミッドクレジットには、DCEUの最重要キャラクターが登場。

③結び…本作の見処は?
近年低迷中の「マーベル作品」を凌駕すり作品質。2023年はDC作品が逆転するかも!?
◎: まるで「少年ジャンプ」作品のように、アクション、笑い、胸アツの要素が高いレベルで凝縮。娯楽作品としての完成度は高い。
◎: ミッドクレジットは、DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)最重要シーンの一つ。本シーンをみるまでは、ハリウッド・メジャースターであるドウェイン・ジョンソンに高額ギャランティを支払ってまで登用することに懐疑的であったが、DC最重要キャラクターと対峙するドウェイン・ジョンソンの存在感は、大いに納得。
○: 古代移籍とギャングの街カンダック——架空の都市ながら、混沌とした街並みは大変興味深い。
○: JSA(ジャスティス・ソサイエティ・オブ・アメリカ)の面々は、初期のマーベル作品のようにB級ヒーロー感が漂う。それでいて、『シビルウォー/キャプテン・アメリカ』のようにキャラクターのアンサンブルも成立しており、今後の彼の成長も楽しみは描写となっている。
▲: 大まかなストーリーや1つ1つのアクション描写は、過去のアクション映画の焼き増し感は否めない。
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