ねむたろう

ブラックアダムのねむたろうのネタバレレビュー・内容・結末

ブラックアダム(2022年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

微妙な気もするが面白かった。

戦闘シーンは迫力があり見応えがあった。ブラックアダムは流石の肉体と迫力。強キャラの多いDCの中でもトップクラスという
存在感を充分に出せていたと思う。

主人公のブラックアダムのみならず、ドクターフェイト等、魅力あるキャラが登場していた。ドクターフェイトは今作のみとするのが勿体ないほど。
一方、サイクロンやアトムスマッシャーなどのキャラはいいところが終始いいところが出ないままで、だいぶ物足りない。

全体的には見たいものとはややズレていた。ブラックアダムはアンチヒーローと言いつつも、早々にタガが外れていて癖があるだけで実はイイ奴的な位置に収まっていったような感があり、肩透かしを食ったよう。

演出的にやや説明しすぎの箇所が多いようにも感じた。
ポストクレジットの彼の登場シーンなどはそれが端的で、
・「異星からの応援を呼ぶこともできる」
とのセリフで止めておき、観客に彼を想像させて姿は見せない。
・その後の登場シーンをシルエットのみ、またはセリフで止めておき、観客に、ああ多分彼だなと思わせる
くらいで含みを持たせるのがちょうどいいかもなどとは思った。
全体的にはやや子供向けということなのかも。

DCEU11作目ということだが、今までのDCEU作品を見ずとも鑑賞できそう。