Tai

マクマホン・ファイルのTaiのレビュー・感想・評価

マクマホン・ファイル(2020年製作の映画)
3.3
アン・ハサウェイに見えない…

Netflixであらすじを読んで結構ドロドロしてそうな印象を受けたのに主演がアン・ハサウェイということで、彼女のそういう感じの作品は観てないな〜と思い鑑賞!

中東で反共産主義ゲリラを追っていたジャーナリストである主人公エレナ・マクマホン。
取材現場では死と隣り合わせの状況、米に帰れば政府からの圧力を受け、それでも真実を暴く為に奔走しています。
そんな時、父親から闇取引の代理を頼まれます。
危険に巻き込まれながらも、期せずしてそれは自らも追っていた暴くべきでーー

戦場から始まるわけですが、一向にアン・ハサウェイ出てこないなーと思っていたら、とっくに出てましたね 笑
ブロンドというのもイメージにありませんでしたが、肌に染みやシワが無数にあり、ファンデーションなんてしていない〝危険地帯で駆け回る現場人〟としての彼女の姿がありました◎
化粧ひとつでイメージが変わるものだなーと感心。一際優雅なイメージのある女優さんだけに、インパクト大ですね( ´∀`)b

メッセージ性も強い作品でしたね。
鑑賞中、戦場カメラマンで有名になった渡部陽一さんの言葉を思い出しました。
「戦場で亡くなった彼ら(ジャーナリスト)と生き残った僕らの違いは、戦場に存在する生死を分ける一線を超えたか、引戻ったかだけなんです」
真実を世界に知らせるためには前に進まなくてはいけない、でも、進み過ぎては帰ることが出来なくなる。
そんな危険な世界を取材するジャーナリストについて興味深く観ることができました。

ただ!ちょっと入り込みにくい!笑
何をやっているか分からないという訳では無かったのですが、ダイジェストっぽく流れていくんですよね。
小説原作ということなので、そっちの方が面白いのかなーなんて思えます。
ポンポン飛んでいる割には「え、さっきのは結局なんだったの⁉︎」なんていう思わせぶりなダケダッタカットもあったりするし…
役者陣が良かったし、扱っている内容も濃い作品になりそうなものだっただけに非常に残念ですね(;´д`)


ただ、これまでとちょっとちがうアン・ハサウェイを観ることができたのは良かったかなと!
Tai

Tai