クリープハイプの『鬼』のMVで使われていたドラマの全編。MVだけだとかなりメタでカオスで時間が圧縮されたような見え方だったが、その背景が少し分かる作品だった。少しと書いたのは、それでもまだ展開としては唐突な部分があったから。
松居大悟監督は、おしゃれなんだけど若者に受けるようなおしゃれさで、自分にはちょっと若すぎると感じてしまう。ピンサロ嬢の田舎のライブハウスでの話も、なんか拗らせてるバンギャっぽい話で嫌だった。それを狙ってやってるんだったらすごいけど。
FESのTシャツの背中に書かれているバンド達を指でなぞるシーンは、印象的ではあるがベタにも感じてしまう。ただ、短編映画なのでわかりやすさは重要。
といいつつ、最後はだいぶ端折ってたけど。気になったのがユートピアをユーコトピアにしてひらがな表記にしているとこ。なんだか力が抜けてダサい感じがする。けれど、この作品にはあってるなと思った。理想郷にまでいけてない感じ。
My Hair is Badの椎木知仁さん、東京ゲゲゲイのYUYUさん。2人とも演技が自然で良かった。
嬉しかったのが、ロケ地が自分が今住んでいる柏だった事。