ノテ子

バビロンのノテ子のレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
4.0
「ララランド」で幅広い層に好まれたチャゼル監督が、本当はこういうディープなのが撮りたかったんだ、君たちついてこれるか!って言ってるような作品。

映画好きや映画に携わっている業界人が楽しめる映画!
監督が「セッション」「ララランド」で魅せたジャズ愛と同様、この作品からは映画愛が伝わってくる〜。もちろんお得意のジャズを聴かせるシーンもたくさん♪ララランドの「Someone In the Crowd」と同じ旋律使ってる曲あったよね…?マーゴット・ロビーが冒頭踊ってる曲もすごく耳に残って良い!

ブラピ演じるジャックに対して、ゴシップ記者が、「今映画を作ってる人物は50年後には誰も生きてない、けど作品やそこに出演しているあなたはこの先も銀幕に映し出され亡霊となり人々を魅了する、あなたはとても幸運な人よ」(←正確なセリフじゃないけどこういう内容をもっと良い言葉で言ってた)って語りかけるシーン良かったなぁ。
ブラピはあいかわらずかっこよくて枯れ具合が丁度良かった。哀愁漂ってた。
マーゴット・ロビーは身振り手振り激しく声を荒げてる方が良さが出るね!
トビーくんの不気味さもよかったよw

「撮影現場は世界で一番魔法がかかってる」みたいなニュアンスのセリフもなるほどなぁと思って、
序盤の、日が暮れるまでに撮りたいスペクタクル映画撮影とマーゴットの涙が交互に映し出されるシーンに魔法を感じた。
いつも出演してる監督の奥さんのオリビア・ハミルトンも今までで1番この女監督役がハマってた!

最後の10分にまさかあんなシーンがあるとは。
あー、公開初日に映画館で観れて幸せ!

ただし、体調不良の日は観ない方が良いかも…強烈なシーン多いw
ノテ子

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