バビロンのFのネタバレレビュー・内容・結末

1920年前後の無声映画からトーキー映画への激動期を、ハリウッドスター、新人女優、映画制作を夢見るADそれぞれの立場から描いた作品である。
R指定されていることもあり、その時代のハリウッドを反映したかのような激しい性描写も目立つが、音も美術も凝った作りになっていて、まあ映画的には素晴らしい作品としかいいようがない。
一方で、ストーリーについては今ひとつ散文的すぎて、個人的にはあまりのめり込めなかったところは正直ある。
ただただ映画好きな人の、映画たる何かを現代で思い切って表現しようと取り組んだ意欲作と言えるのではないか。
非常に好き嫌い分かれる作品なのは間違いないが、まあなんか映画としては見応えはある作品だとは思います。