いやー良かった!
チャゼルの本気って感じの映画
3時間強あんだけメチャクチャやってるけど、なんかまともなストーリーだったように感じるし、実際当時のハリウッドってそのくらいメチャクチャだったんだろう。物語というよりも歴史でありドキュメンタリー、な雨に唄えば、みたいな。
長い時間かけて映画の裏側を描いて、しかもそれを夢と魔法の世界で終わらせずしっかり登場人物たちの最後まで描き切ったからこそ、最後に華やかなだけの、歴史を作ってきた映画の数々、表側を見せる終わり方がベタだけど切なくもあり強いメッセージ性を感じた。ドヤ!みたいな終わらせ方、嫌いになれない
マニーの最後の涙も本当にいろんな感情を含んでるように見えた。チャゼルが雨に唄えばに出会った時の感動みたいなのも表現してんのかな、とすら思えた。チャゼルの映画愛はかなり伝わってきた。
良くも悪くもいろいろ裏切られたけれど、個人的に期待は裏切られなかった!いい作品!