SetoKC

バビロンのSetoKCのネタバレレビュー・内容・結末

バビロン(2021年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

今までにない体験ができる映画好きに贈るとんでもない大傑作
ぶっちゃけいうと同じ役者、似たような設定からクエンティン・タランティーノ監督作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のような作品になると心のどこかで思っていたのですが全くそんなことはありませんでした
序盤のパーティシーンからもう語り尽くせないほどの興奮があり、あのオープニングでこの作品に心掴まれたと言っても過言ではないです
鳴り止まない音楽、際どい服装や寧ろ丸出しの輩達のラリってイカれたダンス、そこらでヤリまくってるやつら、極めつけは象が登場する始末で画面からの情報量がすごいのなんのでそこで踊るマーゴット・ロビーの狂いっぷりがすごくてとにかくやばかったです
終始カオスな空気が作品を包んでいますがサイレントからトーキーに時代が移り変わっていき、それになんとか追いつこうというと翻弄される主人公達の頑張りがしっかりと描かれていて当時の人達もこんな風に苦労したと思うと頭が上がらないですね
登場人物それぞれの結末はとても悲しいものですがハリウッドの一夜の成功から衰退していく様を見ているようで悲しくはありますが納得のいくものになっていました
ラストの『雨に唄えば』からの過去の名作映画がババババッと流れていくシーンで時代が変わったんだなと感じ取れる演出でとても感動しました
本作ではマーゴット・ロビーの今までに見たことない狂演が見れるのですごいと同時にこれからも推していこうと思いました。
見終わった後の興奮がとんでもなかった映画です
映画って素晴らしい
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