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バビロンのowlマンのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
3.9
1920年代のハリウッド・豪華絢爛、一夜にして人生が変わることを夢見る時代...

序盤からまさかの“象糞”から始まった...
おぉう...初っぱなから...大丈夫かな...💧

~鑑賞後~

うわぁ良いぃぃ...
歌・世界・衣装まとめて良いぃぃ...
噛みしめタイプの感動をしました...

パーティーに一度で良いから、参加してみたいなぁ...

ブラッド・ピットさんが凄く似合っていました!!

当時の映画の撮影風景を擬似体験もでき、
キャスト・スタッフのギスギス感もあるあるなんだろうなぁ...華やかなに見える世界も『鴨の水掻き』ですよね...

活動写真から、無声映画になり、発声映画が生まれ、映画の進化と共に淘汰されていく人々やモノがあって、今現在の映画の進化(アバターの技術や3D・4DX)を自分たちが観れているって事を感じると感慨深い...う~ん...我ながら言葉が薄いなぁ~サイレントで伝えられるのは凄いですよね💦


映画の“進化”を求めていても、
自身が進化についていけず、認める事もできずにもがき苦しむもの...

“スター”になる星に生まれたとしても、
“一等星”だと信じて止まずに自身の本当の光に気づけないもの...

主役としてスポットライトが当たるも、
自分自身の血・誇りを殺さなければならない事に嫌気がさして、本来の光が当たる場所へ帰ったもの...

映画の世界の一部になる事を夢みて、
夢を叶えるも“大切なモノ”がすり抜けてしまい...映画を観る観客の“一部”になるもの...

様々な人々が“映画”に魅せられ・変えられ・感動させられ...この映画を観ている自分も...映画の一部にさせてもらっているように感じました。

名画座や映画館で古い映画が上映されたりすると、当時の人たちはその当時の姿で甦るんですよね。時を越えて、今の人達がスクリーンやテレビで観れているのは...映画に携わってきた人の思いも観ているってことなんでしょうね...

たとえB級映画でも...
やっぱり“映画”って良いな...


かつて栄華を極めたバビロニアにあった『バベルの塔』のように、天まで届きそうな塔を建てた人々に神は怒り、“言葉”を混乱させて、人々を“意志疎通”できなくさせた...『発声映画』の誕生により、輝かしい栄光をおさめた人々の、苦悩や自分が未来で甦るための渇望が『バビロン』を現してしているのかな?
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