ししし

バビロンのしししのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
4.5
なるべく音響の良い映画館で観るべき映画。
3時間とは思えないくらい、退屈するシーンが無くて目が離せない作品だった。
良くも悪くもキャストがとにかく全員ハマり役。
普遍的な題材ではあるけれど、チャゼル監督が作る事による説得力が凄かった。
華やかで過激で、だからこそ哀愁を感じるシーンや演技が際立って見えた。
ブラックジョークや汚い描写が相当過激だったけれど、とにかくド派手な映画だったのでそれ位でバランスが取れてたし笑えた。
ブラッククランズマンを思い出すような後を引きずるラストシーンも好みで、好き嫌いが分かれる映画だとは思うけど個人的には面白かった。

あと、この作品の感想にチャゼル監督の「映画愛」という言葉がよく使われるけど、それと同様かそれ以上に、ジャズミュージシャンへの敬意を強く感じた。
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