SAKA

バビロンのSAKAのネタバレレビュー・内容・結末

バビロン(2021年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

全体的にオレンジの光が眩しい劇画調で、随所にド派手な音楽、新鮮なカットで3時間を飽きさせない作りになっている。
実話をもとに作ったらしいが、アメリカ映画でよくあるド派手で大雑把なハリウッドドリームを多少のユーモアありき映し出しているのはシラフの薬物もない日本人には馴染みにくいだろう。

気になった点は大きく2つ
・3時間も必要はない。様々なテーマを同時並行で走らせたかったのかもしれないが中盤迷走する。

・ラスト15分の演出はしつこい。テーマは後半明らかに聴者に分かる。抽象画や映像技術の進化を見せてテーマを再度映すのはそれまでの2時間半で説明しきれない制作陣不安かなと思った。

本作は映像史的な要素も絡むが、総じてかなり人を選ぶのは間違いない。ララランドのようなダイナミックな劇画とド派手なハリウッドとアクター、大きなものの一部になった多くの人たち…私は今作を楽しめた。
SAKA

SAKA