光幸

バビロンの光幸のネタバレレビュー・内容・結末

バビロン(2021年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

キャストがタランティーノの「ワンスアポン…」に出てたふたり。内容も似ていると言うことでそこそこ期待していましたが…

汚物のオンパレード……。当時のハリウッド時代はここまで酷かったのかと思い知らされましたがここまでやらなくても良いのでは?

ストーリーの流れは明らかに「雨に唄えば」を意識しており最後でネタバラシがあり、「雨に唄えば」が好きな自分からしたら少し感動しましたが、この映画を内容を知らない人からすればただの下品映画にしかならないんでは?これを観たところで若い人が「雨に唄えば」をみようと思うかも微妙。そんな思惑があったかどうかもわからないけど。半世紀遡って「時計じかけのオレンジ」でも歌われたけどダーク映画のターゲットにされやすい運命なのか。ジーン・ケリーが見たらなんて思っただろうか。

ハリウッドの光と影を描きたかったんでしょうが、確かに当時のハリウッド(今もかもしれないけど)は酒池肉林な文化があったのかも知れないけど描写あまりに過激で極端過ぎました。
音楽の使い方も正直微妙。監督お得意のジャズが中心だったけど、撮影中のドタバタ劇に軽快な音楽の強引にテンポを良くしているように思えなかった。

「ワンスアポン~」では目立った活躍はなかっマーゴット・ロビーは本作ではヒロインとしてかなり振りきっていたが、めでたく銀魂の神楽に次ぐゲロインになってしまった。

あとDisney+の「オビ・ワン」も観ていたので、またレッチリのフリーが出てきて驚いた。

最後に感動要素があるが流石に下品過ぎて相殺されず。ラストの名作ダイジェストも違和感しかなかった。

カップルらしき男女が観てたけど、さぞ気まずかっただろう。
光幸

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