サイレントからトーキーと、映画史が大きく塗り替えられる激動の時代に夢を掴むために奮闘する人々が描かれる。
賛否両論あるこの作品、決して面白くなかった訳ではないが、特に面白いとも思わなかった。
ストーリーが大きく動いていく様子もなくただ淡々と進んでいくストーリーが3時間。
あまり物語に入り込んでいくこともなく、少し退屈に感じてしまった。
物語が淡々と進んでいく感じ、クエンティン・タランティーノ監督と少し似ているようにも感じたけど、クエンティン・タランティーノ監督の見る人を飽きさせない技術の素晴らしさがより際立ってしまった。
そして、「ラ・ラ・ランド」の監督だといってまたラ・ラ・ランドのような美しい作品が見れると思ったら大違い。
全く正反対の社会の汚さが滲み出すぎている作品。
栄光と衰退。
ブラッド・ピットの演技が光っていた。
今回も思った。やっぱりブラッド・ピットが1番だと。
ラストの「雨に唄えば」のシーン。
サイレントからトーキーに移り変わる激動の時代に夢を掴むために奮闘する人々を描いている作品。雨に唄えば。
トーキー作品が主流になっている時代。
雨に唄えばが自分の実体験に重なり、懐かしいあの頃を思い出しながら、涙するシーン。
確かにいい。雨に唄えばが好きな作品だからこそいい。
だけど、色々な映画のワンシーンを切り取って映画史で輝いた色々なシーンがひたすらスクリーンに流れ続ける。
好きな映画が入ってて嬉しいんだけど、あのシーンいる？
