まる

バビロンのまるのネタバレレビュー・内容・結末

バビロン(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

栄枯盛衰〜〜……
テンポの良さがすごく好きだった
度々、1カットっぽいシーンがあって、そこも素敵だった。

前半が豪華絢爛で、だからこそ終盤にかけての没落が一層際立ってた。
思えば、主要な人物のピークって冒頭のパーティのとこだったのかも……
軌道に乗って美味しい思いもするけど、刹那的だった。
あと、主要な人物の売れどきがバラバラに作ってあったのも良かったな。

ルール無用!って感じで、そういうところも今を生きてる感じがした。

借金返しに行くアングラのシーン、まじで無理だった。
ああいうシーン地雷だとわかった。

ジャックはジョージ失ってからの憔悴がものすごかった。
ジョージがジャックの自信だったんだな。
もしジャックが亡くなってなかったら、ジャックはきっとキャリア立て直すために何かしてただろうな……
この夜のまま人生を綴じたい、っていう最良の夜に、ジョージと同じ方法で、再開しに行くんだなあ……

売れるほどに初めの輝きが失せていくの、人生だなあと思った。
雁字搦めになって本来の自分を見失って行く感じ。

ネリー、注目されなくなったら闇に消える的なこと言ってたのが本当になった……
彼女もきっと、最良のタイミングで人生を終わらせることにしたんたなあ。
殺されたのか、自殺なのか……

俳優と監督は映画作ってる時、演奏家は演奏してる時が1番輝いてて熱中してた。

マニー、何気なく入った映画感で雨に唄えばを引き当てるの、まじで運命の悪戯だな……
あれこそ人生の全てって感じ。
映画に魅了されて、狂わされて、最後には映画で笑顔になるんだよ。

亡くなった2人と生きることを選んだ2人の違いってなんなんだろう……

フェイとシドニーを通して、肌の色やセクシュアリティを規制する当時の流れが見えていた。
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