ラ・ラ・ランドが個人的にイマイチだったので、不安だったが、とても楽しめた。
序盤の阿鼻叫喚のパーティから心を掴まれ、最後の映画名シーン乱れ打ちで感動。
映画評論家にはあまり評価されていないのうだが、今作が「映画のための映画」という構造であるため、より厳しくみられているのだろう。
しかし、チャゼル監督が監督なりに映画への敬意と愛情を込めて今作を作ったのであり、それを軽薄だとかなんとか批判するのはいかがなものだろうか？そんなこと言ったら、誰もが「映画好き」とは言えなくなる。ポップな映画好きでも良いじゃないか。
今作はその構造ゆえに映画評論家の器の狭さを逆照射してみせたという功績？もあった。「本物」しか認めないという姿勢が、本当に息苦しい。
「インディージョーンズかっこいいよね！マトリックス凄いよね！」こんな可愛げのある作品をむしろ擁護して欲しいものだ。
