まどか

バビロンのまどかのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
5.0
ひと言で言うと
「伝えたい事が分かった瞬間に目が覚める」


これは最後の最後で、好き度急上昇。
いつぶりだろう、
いや、こうゆう体験の衝撃、、
初めてかも知れない。

「ララランド」は全くだったんです
「セッション」は2022年のベスト10
だから自分にも、どちらかだと分かってた。
酷評もめちゃくちゃ分かる。

でも、何だろう、、上手く言えないけど、
結果的にめちゃくちゃドキドキしましたーーーー揺さぶられたーーー
な私のレビュー。
過去イチまとまっていないのですみません笑


似たような映画はいっぱい見た。
でも、何故だか、これは違う。
レベルや格や質や重み、が違うでも無い。
きっと、これが真実。
でも、リアルって意味でも無い。

ブラピでもマーゴットでも無い。
役が本当に存在してるように思う。
ジャックもネリーもどこかで生きてる。

でも、
そう思える映画も沢山ある。分かってる。
私もそうレビューして来た。

これだってそう、ブラピでもマーゴットでも無いんだ。だけど、だけど、違う。
そう簡単な事では無い。


何度も流れる「ピアノのサントラ」
あれ、「わざと」だったんだ。
聞く度、曲の意味合いが違う。


ちょっと待って。整理出来ない。


いや、正直舐めてたんです。
この映画が公開された時私が思った事は、

ブラピとマーゴットロビーを使った
華やかなハリウッドの話。

売れっ子大御所ブラピと
ピチピチ破天荒新人マーゴットが
出会う。

ありきたりな映画だと。
そんなん予想出来る。予想出来る展開しかない。

私も結局90年代が好きだし、超えれない。映画は落ちた。
正直最近特に、どこかでそんな気持ちがあったんです。

そんな今、こんなありきたりな作品を?
ブラピを使って?
映画も落ちたし、映画ファンも舐められたもんだな。

しかも悲しいかな、これを熱く思ったんじゃないんです。
諦めの気持ち。静かに思った。

ネリーが作中「もう怒ってない」
って言うんです。
私とネリーは違う出来事に対してだったのに
リンクした。


最初「長いな、、、」と思った。
30分経った頃「この30分飛ばして良かったな」
1時間、2時間経った頃「このシーンいらんやんって場面多いな」と思った。
2時間半経った頃
「あ、3時間だから意味があるんだ、2時間じゃ駄作だな。この余白を楽しめって事か」

こう経過する映画も多い。
そして、面白い。その意図を心から楽しめる。好きな一本になる。スコア高くしてきた。

でもこれは、まだ先があった。


彼らを通して、時代を、映画界も、
4人の人生を、見れるなぁ、、、

そう思う映画もいっぱいある。
そんな映画が好き。
映画とは経験だと思ってる。
作品のキャラを通して数多くの経験が出来る。だから映画が好き。
だから映画好きで良かった。
だから映画の良さが分かる人で良かった。
映画を知らない人は思慮深くない。
映画じゃなくても趣味でも仕事でも魂削るほど愛する対象がある人しか好きになれない。輝いてるとは思えない。信用すら出来ない。
その人を悪くは思わないけど、魅力を感じない。面白い人だとは思えない。

そう思って来た。
でも、これは、まだ先があった。

それはさらに一段上があったわけじゃない。
それはおかげで考えが変わったわけじゃない。


いつものようにレビューすると


「舞台との違いをブラピが話すシーン。
映画好きには刺さるよな。」

「見て楽しくない映像は減らして欲しい。
でもそれがリアル感なんだろう。」

「メッセージが押し付けじゃないのが良い。あくまでも華のハリウッドの物語にあえてしてるのが良い。」

「マーゴットロビーの良さ見るならNo.1」
「キラキラマーゴットより魅力的だし、本当のマーゴットな気がする。」

「ララランドは分からなかったけど、今みたら違うかも。
セッションは個人的去年のベスト10。
信じて良い監督だ。fan登録した。」

なんですけど、どれもめちゃくちゃ褒めてる。心底かり。間違いなくスコア5.0。


でも、それすらも違う。
それすら浅はか。
それでは1ミリもこの映画のレビューじゃない。
足りない。

映画として高評価をあげたい。
けど映画とまとめるのも弱い。
でも映画として扱うのを求めてるよな。


ブラピのバスルームのシーンを見た時は
良いカメラワークだな!
そうゆうのも上手いのか!
って一瞬深み感じた。

その次の瞬間には、
いや違う!この映画は違う!
と思って見てた。

それも凄い。それだけでも良い映画。
楽しいし好き。

でもエンドロールも最後まで見た今、
出来るだけ頭の整理をした今、

カメラワークとかどうでも良い
映画を見る時にそんなんどうでも良いかも
心から楽しめば良いかも
でもレビューすれのが楽しい
頭と心を言葉にするのが好き
でも、、、、、違う、、、
思ってるのはそうゆう事じゃない
となってしまっている

いつもなら、
熱く本気で、相手に分かって欲しい!!!
が私の第一段階で、
第二段階は、
いいや、分かって欲しいとも思わない、
拗ねてでは無く。

その2つにも当てはまらない知らない気持ち。

何か、私の中の小さい私が変わった。


そこまで考えなくても良いし、
人によってはそこまで考える映画じゃない
って思うだろうし、
監督もそんなつもりはないだろう
それは分かってる。

何なら私もそこまで深くインプットしたわけでもない。だから余計知らない。
意味分からない。気持ち。

プロフィールに書いてみたいに、
私が好きな物が分からなかった。
どう人に伝えれば良いかも知らなかった。
25くらいまで私は自分が分からなかった。
26.27に自分を信じる事。自分を正しいと思って良いと言う事。自分の好きが誇りになった。


今、その好きな物に意味があるのか、
(意味なんて必要無いのを勿論理解した上で)
何事もどうでも良い、
心を失ったとはまた違う
(その経験もあるから知ってる上で)

今までのように映画を楽しめるか不安(笑)
何なら今、これからどう感じて考えて生きていけば良いのか分からない
自分だけは信用してたのに自分すら信用して良いのか自信がない

、、、、見終わって10時間くらい経ってやっと落ち着いて来た☺️笑笑
まぁあんまり考えずに生きます笑
それだけ「動揺させられた映画」笑
その点は生涯ナンバーワンだな笑
そんなつもりは1ミリも無かったのに笑
まどか

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