前知識ないまま暇つぶしにネットフリックスで見たけどよかった！
人生は壮大な映画で、その映画の中でのいろんな人との関わりが有機的につながることでそれが文化の一部分になる、なんて当たり前のことを改めて感じた。
最後のシーンもよくて、
映画館で過去の哀しみにくれつつも、
そんな自分の感情を生んだ経験、人間関係が作品に反映されてて、そういう意味で自分や周りのあれやこれや全て含めて文化のうねりの中に確かに存在してるっていうことを鳥瞰して、「まさに時代のうねりの中を生きてるんだな」っていう自覚に思わず笑みを浮かべた主人公の表情の絶妙な変化が印象的だった。
演出は、トランペットがシーンに応じた感情とリズムをうまく調整してくれてて中弛みがなかった。
キャラは、主人公は目で感情を表現するのが上手いなーと思ったし、
ヒロインの天真爛漫で先を顧みない無鉄砲さと反骨心、繊細さを持つキャラにマーゴットロビーの派手さと可愛らしさを併せ持つ顔立ちがピッタリはまってた気がする。
正直ジャックにはそこまで感情移入ができず最後も、え、死ぬの？ってなった。
スターとして映画の時代を築いた彼にとって映画の自分こそが自分であって、抗えない時代の中に消える自分を受け入れながら生きることは耐えられないのはわかるものの、
そこまで思い詰めた雰囲気とか、何か強い美学を持っているようには感じられなかった。表情の哀愁はあるけど人間臭さと悲壮感があんまり感じられなかったな。(けど動揺する演技がうまかった)
総じておもしろかった！
