じょうパン

バビロンのじょうパンのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
3.8
3時間越えとやや観る気が出ない映画ですが、観ている最中は飽きずに楽しんで観れましたが観終わった後振り返ってみると面白かったかと問われたら100%Yesとは答えられなく、少し中身が薄いように感じました。なので当時かなり話題になっていましたが、アカデミーを一つも取れなく終わった理由が少し分かったような気がしました。

◻️脚本
サイレントからトーキの移り変わりを描いていたり、当時の映画制作現場も少し信じられないくらいぶっ飛んでいたが凄くためになった脚本でした。
ジャックやマニーやネリーが言っていたように本当に映画は夢の中というか映画ではなんでもできるというくらい面白く素晴らしいコンテンツだなと再認識できました。映画制作現場では夢のようだけど、家に帰ると現実に戻される黒人のシドニーやアジア人のレディや無名のネリーを見ると悲しくもあり、これが現実なんだなと感じ取れました。
またサイレントで活躍した人たちがトーキに移り変わっていく時に、馴染めなかったり、面白くないと感じてしまうのは当たり前で、そら昔の方が無茶苦茶に出来て楽しかっただろうなと私でも感じれました。
今の令和になって生きづらいと感じている世の中と似ているなと思いました。
ジャックやネリーが死んでいく展開はちょっと予想できてしまいました。別に死ぬのは良かったんですが、トービー・ワグワイア演じるギャングのキャラクターが演技が上手いだけ勿体なく感じほぼ終盤でしか出てこなくて、ただネリーが死ぬためだけの要因だなと感じてしまいました。あとは全体的にキャラクターの個性は強くとても自我があるのに、物語全体が薄っぺらいなと感じました。

◻️演技
演技は全員上手い!以上

◻️映像&音楽
オープニングとエンディングはかなり好きです。やっぱりテーマ曲っぽいやつがいいのかな
昔の戦争映画の制作現場が普通にどんぱちやっててびっくりしたし、人が死ぬのも当たり前やったのが驚きやしそんな死んだことに対して驚いてないのも驚きでした。
最後の歴代の映画流れてきて良かったけど、著作権とか大変やったやろなぁ〜

◻️まとめ
ちゃんと映画好きな人はハマりそうな作品だなと感じました。全然3時間観れるんだけど振り返ってみたら内容が薄いなと感じました。エロ&汚いと言われてたけど、いうてそんなでした。最初の象の分くらいかな

2024 58本目
じょうパン

じょうパン