バビロンのhmzのネタバレレビュー・内容・結末

やっぱり映画は最高。
多くの映画好きにはたまらない娯楽映画。
3時間が全く長く感じなかった。
これは必ずまた観たい。

映画がどんどん進化していく時代に、追いつこうともがく人たちと振り落とされていく人たち。
なんとなく「雨に唄えば」がずっと脳裏にちらついていましたが、やはりラストに引用されていて、映画館で号泣するマニーの姿に胸がぎゅっとなった。
引用された場面はサイレントからトーキーになった頃のどたばたを描くコメディシーンだったように記憶していますが、激動の時代に身を置いていた本人たちはとても苦しい変化だったでしょう。
「雨に唄えば」のキャストたちは過酷な変化を生き抜いた人(もしくは知らない若者)たちであり、マニーたちが行けなかったところにいる人たちですものね。

置いてけぼりにされた仲間たちや、古き良き時代を思って、現実から一時離れて泣けたことは、よかったなあと思う。
映画や本などの物語には、時に心の洗濯を担う側面もあると私は思います。

いつ頃トーキーになって、カラーになって....という映画年表をもう少し頭に入れてからまた観ようと思います。