菩薩

デルフィーヌとキャロルの菩薩のレビュー・感想・評価

デルフィーヌとキャロル(2019年製作の映画)
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デルフィーヌ・セイリグのフェミニストたる一面。「知的」と評される事を嫌う彼女であるが、自身の言葉を持ち自身の意思を貫き自身の為に戦い自身の未来像を築き上げていく様は非常に理知的に思える。劇中に343人のマニフェストが出て来てくる、実際に吸引方での中絶シーンもある、日本はまだここにすら辿り着いていない。ちょっと『赤い唇』の解釈も変わった。さらっとジャン・ジュネの名前が出て来てビビる、しかもその一言がなんともジュネらしい。
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