『ブレードランナー』のルトガー・ハウアーが出ていることでも注目の本作、いささか厳しい…
フランス映画だけど大部分は英語。アメリカでは1/10から限定公開らしく、日本の方が早く観られるという謎現象。
悪魔がチープなのは仕方ないとしても、全てが薄味すぎてなんともいえない。4つのマークは結構さらっと解決してしまい、演奏するところでも楽譜からどう変えて演奏してるのか分からない。逆から演奏とか言ってたけどちゃんとやってた??楽譜読めるけど、そのまま弾いてるようにしか思えなかったけど…
クラシック音楽がテーマなんだから音楽をちゃんと見せてくれないと。
まあただゴシックホラーとして、よくあるといえばそうだけど、なかなか良くできてはいた。地下室や子供の演出はなかなか怖かった。
ただやっぱり、あのソナタを演奏することへのローズの葛藤、弾き始めてからのカタルシスなど面白くなる要素がことごとく欠けているという印象。
悪くはないけどもっと面白くできたはず。残念。