『家族』×『人生』
妻を亡くし、シングルファザーとして娘を育てる、保育園から小学校卒業までの10年間を描く映画。
一言でまとめると、命の美しさを堪能出来る作品です。
第一章「ふたりで始まった!」から、最終章「卒業」までの全六章でチャプター分けされていて、とても分かりやすく作られています。
良い意味で"これぞ邦画"という形で、分かりやすく、心境も丁寧にナレーションしてくれます。
これから見る方に安心してほしいのが、胸糞悪い展開はありません。
こういう類のヒューマンドラマでは、娘に強くあたりすぎてしまったり、娘が胸をエグるような台詞を吐いたり、嫌な性格の親族がいたりしますが、
そういった見ていて不愉快になる人は、描写は一切ありません。
主人公の周りに関わる人、全ての登場人物が温かく、支え合い、尊重し合っています。
リアルさは欠けますが、作中の娘の精神年齢は成人並みです。
誰かを亡くし、亡くしたからこそ向き合える事、学べる事、マイナスをプラスへ、一歩一歩前進、ステップし成長していく映画です。
自分自身、結婚願望というものがそこまでないため、家族もののハートフルコメディや、ラブロマンスを見てめちゃ感動しても、羨ましいとはなりません。
しかしそんな自分でも今作は、結婚、家族、親族、支え合って生きていき、命が尽き、そこからまた学び、成長して次に繋げる、そんな"美しさ"をとても羨ましく感じ、"結婚観"について少し考え直そうと思いました。
山田孝之さんの普通の親父感も最高です。
やっぱ超好きな俳優さんだと再確認。
年末年始の休みが終わり、明日からまた仕事ですが、今年もまた一年頑張って、逞しく生きていこう!と、強く思える、元気が貰える作品でした。
学校や仕事、皆さんそれぞれあると思いますが、今年も頑張っていきましょう😊
未鑑賞で興味がある方は是非🐈