うたがはじまるまでを想像した。
空気のように過ごした音楽の時間
犬と一緒だと言う担任
聾唖というレッテル
身近な人達の共感の無さは現実の様々な場面と重なる。それによってどんどん繊細になって辿り着いた彼の言葉は悲しくも真理だった。
そもそもこんなにかけがえのない生命体が
五体満足じゃないとなんでダメなの?って改めて思う。欠けてたっていいのに。
「全ての人には非凡な才能がある。
しかし、魚が木に登る能力だけで評価されるなら
魚は残りの人生すべてを、自分はバカだと思いながら過ごす。」アインシュタインの言葉が浮かぶ。
きっと共感することで、この世界はより良くなる。誰も取りこぼされることの無い世の中になってほしい。
子どもがだいじょうぶって言うだけで堪らないのにそこから湧き出たうたは歌の原始と重なる。
絵字幕で描かれた表現一つ一つが美しく
出産も自然の事として映されている。
人間が大切にすべき感覚が沢山詰まっている。
沢山の人に見てほしい。