ボギーパパ

アンテベラムのボギーパパのレビュー・感想・評価

アンテベラム(2020年製作の映画)
4.0
劇場2021-78 TC

フォローしている方々のレビューが軒並高評価なので、迷っていたのですが鑑賞いたしました。

フィルマークスのあらすじ見ただけだったので、
冒頭、私は一体いつの時代が本作における「現在」なのか全くわからなく困惑するばかり。???がずっと頭の上を飛んでいる状態でした。これぞパラドックス・スリラー???

しかし話が進んでいくと
「ははぁこれって、、、」とようやく合点がいく始末。なるほど時制をコントロールする技法ではなく、、、それでもまだ???は飛んでいる。

それにしても本作の監督・脚本のコンビは『us』『ゲットアウト』とかの製作陣ではあるものの長編初監督だそうだが、すっかり嵌めてくれた。ここまで???が飛ぶ状況を作り出すことには参ったとしか言いようがない。降参!

アメリカの歴史上の出来事、それを産んだ精神性は今もまだ根強く蔓延っていることを南北戦争、南部の奴隷制、プランテーションを使って、ある意味端的に現代批判に繋げるのは唸らされた。なかなかの力作だ。面白かった!

???が飛んでる時間が長くストーリーを追うのに必死だったから細部まで見ることができなかった。衣装が秀逸。絵面も美しいのはわかっているもののもう一度チェックしたい。






以下ネタバレ含む




中盤にラストの展開に重要な伏線がありニヤリ!
なるほどね。だからこんな事平気でできちゃうわけね。ジャンプ!

リー将軍の像でね、、、これも皮肉が効いてる。

そしてラストの脱出シーン。あれって幻想ではないってことね〜なるほど〜
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