トランスマスター

アンテベラムのトランスマスターのレビュー・感想・評価

アンテベラム(2020年製作の映画)
4.0
♯53 タイトルの意味は【南北戦争戦前】

主人公は、社会学者の博士号を持つ人気作家ヴェロニカ。
ある日、ニューオーリンズでの講演会に招かれた彼女は、力強いスピーチで拍手喝采を浴びる。しかし、友人たちとのディナーを楽しんだ直後、ヴェロニカの輝きに満ちた日常は突然崩壊し、究極の矛盾をはらんだ悪夢へと反転するのだった...。一方、南北戦争の時代にアメリカ南部のプランテーションで囚われの身となり、過酷な労働を強いられているエデン。ある悲劇をきっかけに、奴隷仲間とともに脱走計画を実行する。
現代と南北戦争の時代を行き来するサスペンススリラー。

◆良い点/注目ポイント
・プランテーションでの黒人奴隷に対する非人道的な扱いの描き方がリアル。
・白人ヴィランの脳天ゴーンは、衝撃のシーン。

◆改善点
・ヴェロニカの友達のふくよかな女性
自己肯定感が強すぎて、殺意が芽生えます。
・ヴィランの女エージェントとヴェロニカの白人の友達が似ているので注意が必要。

◆総括
・ジャケットのデザインからホラー映画だと思って敬遠していましたが、人種差別を取り扱った映画でした。

M・ナイト・シャマラン監督の
『ヴィレッジ』に似ています。

-2023年53本目-