あぶりしめさば

アンテベラムのあぶりしめさばのネタバレレビュー・内容・結末

アンテベラム(2020年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

半分見てもノっていけず観るのやめるかと思ったけど…結果面白かった!

過去に黒人差別による迫害をうける。子孫(生まれ変わり?)の主人公は現代で黒人の権利を訴える活動家。
過去(エデン)→未来(ヴェロニカ)を行ったり来たりする作りで、これは子孫物の話かと思ったら…なるほどね…構成の仕方でこうも騙されるのね。
過去だと思っていたシーンで、急にスマホが出てくるところは度肝。そうきたか。
人種差別主義の政治家が土地を所有してる南北戦争体験パーク。一角を立ち入り禁止にした上で、過去の奴隷制度を楽しむアクティビティとして使用していたという話。
ヴェロニカは活動家で差別主義者にとっては邪魔でたまらない存在。誘拐のターゲットとして選ばれた。
ヴェロニカを幽閉していた男が言った「我々は無数にいる」が重い。
過去→未来の構成だと、迫害を過去あったもので今は随分良くなったけどまだまだ!人権を主張しよう!ってストーリーになっていく。
ずっと現代に時間軸があったと考えると全然見え方が違ってくる。