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キンキーブーツのkazu1961のレビュー・感想・評価

キンキーブーツ(2018年製作の映画)
4.8
▪️JPTitle :「キンキーブーツ」
ORTitle:「Kinky Boots: The Musical」
▪️First Release Year : 2018
▪️JP Release Date : 2021/03/05
▪️Production Country : イギリス
🏆Main Awards : トニー賞
ミュージカル作品賞 、オリジナル楽曲賞
▪️Appreciation Record : 2022-121
🕰Running Time : 122分
▪️Director : ※※※
▪️Writer : ハーヴェイ・ファイアスタイン
▪️MusicD : シンディ・ローパー
▪️Cast : マット・ヘンリー、キリアン・ドネリー
▪️Review
“ありのままに、そのままが美しい”。。。
めちゃくちゃ面白い!!思いっきり笑わされ楽しい気持ちにさせてくれて、そして思いっきり泣かされて優しい気持ちにさせてくれるそんな素晴らしい作品です。
ブロードウェイ・ミュージカルをそのまま映画の画面で観れる作品ならでは。音楽と歌がそのまま心に刺さってきます。今回映るロンドン・アデルフィ・シアターの熱狂に包まれた観客との一体感も(イギリス人の笑いのツボがよく分かります!)。とても脚本と音楽の力が素晴らしく、ジェットコースターのように心が掻き乱されます!!
それもそのはず、脚本はハーヴェイ・ファイアスタイン、作詞・作曲はシンディ・ローパーが担当しています。終始どんな感情の場面の音楽でも優しい気持ちにさせてくれるのはシンディの力のなせる技でしょうね。
さらにブロードウェイ俳優たちの力強い歌声やパフォーマンスは圧巻。主演を務めたマット・ヘンリーとキリアン・ドネリーの素晴らしいパフォーマンスは感動の嵐です。特にロングヒールの真赤なブーツを履いて踊るドラァグクィーンのローラとエンジェルスの姿は圧巻です。
ストーリー展開も作品のテーマである「自分自身を受け入れる」「他人もあるがまま受け入れる」というメッセージが、優しく心に響いてきます。さらにチャーリーとローラの友情、そして彼らの父に対する息子としての葛藤も丁寧に描かれています。
そしてそして、この世界に華やかさを演出しているのは、インパクトのあるデイヴィッド・ロックウェルの舞台セット、色彩豊かでファッショナブルなグレッグ・バーンズの衣装デザインに負うところも大きいですね。

物語は。。。
舞台はイギリスの倒産しそうな靴工場。自分の意思に反して、跡継ぎのチャーリーは経営困難に苦しみます。そんな中、チャーリーはドラァグクィーンのローラと仲間たちに出会います。外見も振舞いも違うチャーリーとローラ。しかし思いがけない2人の共通点から、物語は意外な新展開を見せていきます。。。

2013年のトニー賞で年間最多13部門ノミネート。うちミュージカル作品賞、オリジナル楽曲賞を含む6部門の快挙を果たした本作の凄さ、鑑賞してほんと肌で感じることが出来ました!!何度でも観たくなる作品です!

最後に個人的にはナタリー・マックイーン演じるローレンが一番ツボにハマりました(笑)!

▪️Overview (映画. comより)
実話を元にしたイギリスの同名映画を、ハーベイ・ファイアスタインの脚本とシンディ・ローパーの作詞・作曲で舞台化し、ブロードウェイでも上演されてトニー賞を受賞したミュージカル。日本でも小池徹平と三浦春馬の主演で上演された大ヒットミュージカルのオリジナル版の模様を映像に収め、スクリーン上映。自分の意思に反して、倒産しそうな靴工場の跡継ぎとなったチャーリーは経営困難に苦しんでいた。そんな中、チャーリーは外見も振る舞いも違うドラァグクィーンのローラと仲間たちに出会う。そんな2人には思いがけない共通点があった。ニューヨーク・ブロードウェイの傑作舞台を映画館で上映する「松竹ブロードウェイシネマ」シリーズの1作。
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