海老シュウマイ

藍に響けの海老シュウマイのレビュー・感想・評価

藍に響け(2021年製作の映画)
2.0
和太鼓の宗教性みたいのはキリスト教の教義と衝突しないんだろうか。知らんけど。

「チアダン」を今風のテイストに焼き直し「ちはやふる」演出を取り入れた手法を評価するか、
ただのスパルタ礼賛スポ根物語のくせに気取りやがって、
と見るかで評価は変わってきそう。

結構、厳格なカトリックっぽい学校の設定からすれば、神と自分、あるいは自分の内面に向き合う内省的な姿勢が必要なところ、
結局、汗と涙のスポ根で解決してしまうのは、清楚、お嬢様学校というイメージ先行と、それらと和太鼓というギャップ狙いでしかないのが余計、物語が薄っぺらく、マンガだなあという感想が強くなってしまう。
「音でつながる」って言われても最後まで私、私だった気がするけど。

あと紺野彩夏と小西桜子が似ているのがずっとノイズだった。順当に考えれば小西桜子のみで良いし、せめて役柄は反転させるべきだった気がするよ。個人事務所つらい。