MarikoMurakami

トルーマン・カポーティ 真実のテープのMarikoMurakamiのレビュー・感想・評価

2.5
伝説的でもある彼のトラブルメーカー的な話を当時を知る人たちが話すことによって、世相や流れも分かるのでそこはとても分かりやすい。が、淡々としてて緩急もないので、途中欠伸が....笑

あたしは彼が幼少期に親元を離れていたとまでは知っていたけど、詳しくは知らなかったので、そこを知れたのは大きかった。

有名な「ティファニーで朝食を」の本に一緒に載ってる「クリスマスの思い出」とゆう短編がカポーティにしてはかなりほっこりしていて、年々好きになっていたので、その話は彼の幼少期の思い出なのだと知って、胸がキューっとなった。
彼の核となる部分があんな幸せそうな日々だったんだ、と嬉しく思った。
村上春樹訳の「誕生日の子どもたち」って短編集もその時代の話が何編もあり、映画を観た後再読。
感じ取り方が変わったかも。

彼の義娘の最後のコメントはまさに「クリスマスの思い出」を読んでいると胸がいっぱいで涙が出ますので。
時期的にも良いお話なので、ぜひ。
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