うん。笑っちゃうぐらい薄っぺらい話だったな。
『ギャルバサラ』という映画があって、ポンコツ女子高生たちが戦国時代に行っちゃう話で、ポンコツの代わりに優秀な高校生に置き換わった話かなと期待して鑑賞。
「超人高校生たちは戦国時代でも余裕で生き抜くようです」な感じかなと。
運動部の活躍が目覚ましい学校が、丸ごと戦国時代へ行き(ゲーム「真女神転生if...」っぽい印象)、それっぽいこと言ったり行動したりするだけの映画。
敵も味方も誰一人まともに考えておらず、なんとなくこんな作品で言いそうなセリフをしゃべって、しそうな行動をしているだけの薄っぺらい作品。
原作があるようだけど、原作もこんななのかな。
まぁだとしたらなんでそんな作品映像化しようとしたのか謎でもあるけど。
いちいち突っ込む気にもなれないし、突っ込みポイント突っ込むより、突っ込まなくていいところを探したほうが早いかもしれない。
タイムトラベル物として、『バックトゥザフューチャー』リスペクトなシーンはよかった。
いつもトーホーシネマズの幕間で眺めている女優さんを本編で見られたのも新鮮だった。
スポーツ強豪校の生徒たちが、そのスポーツの腕前を活かして城に攻め入る物語。
ここに囲碁・将棋部とかeスポーツ部とかを軍師に据えるだけでも面白くなっただろうに・・・と、ちゃんと構成すればめちゃくちゃ面白くなりそうな題材だけに、物凄く勿体なかった気がしたのよね。
本当に部活で活躍する高校生たちが、その頭脳と技量の限りを尽くして戦国の武人を制圧する話だったらなぁ・・・と。
実は『ギャルバサラ』の中で、次にタイムホールが繋がるのは2021年・・・というセリフがあったのよね。
だから、これが本当に『ギャルバサラ』の続編を意識した作品である可能性も期待しちゃったのもある。
『ギャルバサラ』もそんなにしっかりした作品ではなかったけれど、今作に比べるとすごい良かった気もしてくる。