このレビューはネタバレを含みます
冠婚葬祭、相手方の家柄、それに付随した親族との意見対立、会社の倒産、親の世話など、人生で起こりうる様々な問題を取り扱っていて、自分に置き換えてとても考えさせられる。
しかし最後は、資金の問題はあっても必死に動いた結果や周囲の人との縁で明るく終わっていくところに希望が持てる。
後藤芳乃の生前葬で、後藤篤子に感謝を伝えるシーンなど、悲観一色の前半から風向きが変わってくる終盤は泣けるところも多い。
天海祐希と松重豊は、よく見る自身のキャラクターがそのまま活きていて良かったし、役としては苦しい家計を理解している後藤勇人に好感を感じた。
キャストは知っている有名人が多くて豪華とも言えるが、バラエティ番組のようで映画としてはB級感があるとも言える。