天海祐希がお金にネガティブな感情を持っている前半は、お金に関するあらゆる災いが次から次へと訪れます。そしてその感情が変化するに連れて、お金も立ち振る舞いを変えて来ます。でも天海祐希に感情移入できないと、この浮き沈みを楽しめません。
本作は老後資金をどう賄うかではなく、視点を変えなさいと言っているのではないだろうか?それはお金に対する視点と言うより、人生に関する視点と言う大きな意味が含んでます。
いまを死んだように生きている人は、老後資金が足りていても有効に活かせないだろうし、加えてもし近日中に急逝してしまったら、未来だけでなく現在も棒に振ってしまいます。この作品もまた中道を説いている気がします。