凄腕の女運び屋の主人公はヤクザから狙われる少年を守ることになる。
『レオン』『アジョシ』的な子守アクション。王道なプロットだけど、そこに運び屋設定が加わえてカーチェイスに力を入れた映画になってる。
『ドライブ』や『ベイビー・ドライバー』など他のカーアクション映画で印象的だったアクションも取り入れつつ、下り坂を静かに下るテクニックや一度は間に合わなかったと見せかけてからの貨物列車で相手をまくシーン、相手を落とすためにハイビームで一瞬目眩しをする芸の細かさなど、この映画ならではのカーアクションもあって楽しかった。(知らないだけで他の映画にあるかもしれないけど)
ただ後半に従ってカーアクションの場面が減ってしまい、この映画独自の色が無くなってしまったのが残念。悪役についても、唯一いた魅力的なキャラが割と早めに退場してしまい、パッとしない奴だけが残ってしまった。