ももんがぁ

Head Count(原題)のももんがぁのレビュー・感想・評価

Head Count(原題)(2018年製作の映画)
3.2
もう1人、いる。

カリフォルニアの砂漠に観光旅行に来た10人の若者が見えざる何者かによって恐怖のドン底に叩き落とされるオカルトホラー。

砂漠のトレーラーで生活する兄の元を訪れた大学生のエヴァンは9人の旅行者と出会い、観光がてら同行することに。

そこでエヴァンが女の子達にウケを狙ってネットで囁かれていた悪魔召喚に関する都市伝説の話をしたらば、それがガチの情報でモノホンの悪魔を召喚しちゃってあら、大変。

翌朝、エヴァンを含め10人しか居なかった筈のメンバーが1人増えていたり、メンバーの1人が何かに突き動かされる様に崖から落ちたりと不可解な現象が度々発生する。

そしていないはずの11人目の存在を少しずつ感じるに連れ、エヴァン達10人は、1人ずつ消えていく、、、

最初はあれれ?何かおかしいな?1人多ない?っていう漠然とした感覚から少しづつ不可解な現象が伏線になって不穏な空気がラストで爆発するのが非常に上手いですね。

ほぼほぼゴア表現などは無いものの、音もなく静かに仲間の姿で忍び寄ってくる恐怖に心理的に追い詰められていくという怖さがまさにガクブル案件。

ホラー映画の古典的怖さを踏襲しつつ独自のエッセンスを効かせた佳作になっているのでこういうゾクゾクする雰囲気が大好きな人は堪らないやつですね。

個人的には視覚的に楽しめる馬鹿なヤツが好きなので評価はこんな感じ。
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