自然地帯に旅行に来た9人の若者グループに出会った主人公は、彼らの借りた貸し家で、一緒に過ごす事に。
外から人影が、何かがこちら見ている気配、そして奇妙な事が起こっていく。合計10人なのに誰か1人多くいる気配の雰囲気好きです。
個人的にこういうミステリーxスリラー要素が強いホラーが好き。

もう1人、いる。

カリフォルニアの砂漠に観光旅行に来た10人の若者が見えざる何者かによって恐怖のドン底に叩き落とされるオカルトホラー。

砂漠のトレーラーで生活する兄の元を訪れた大学生のエヴァンは9人の旅行者と出会い、観光がてら同行することに。

そこでエヴァンが女の子達にウケを狙ってネットで囁かれていた悪魔召喚に関する都市伝説の話をしたらば、それがガチの情報でモノホンの悪魔を召喚しちゃってあら、大変。

翌朝、エヴァンを含め10人しか居なかった筈のメンバーが1人増えていたり、メンバーの1人が何かに突き動かされる様に崖から落ちたりと不可解な現象が度々発生する。

そしていないはずの11人目の存在を少しずつ感じるに連れ、エヴァン達10人は、1人ずつ消えていく、、、

最初はあれれ？何かおかしいな？1人多ない？っていう漠然とした感覚から少しづつ不可解な現象が伏線になって不穏な空気がラストで爆発するのが非常に上手いですね。

ほぼほぼゴア表現などは無いものの、音もなく静かに仲間の姿で忍び寄ってくる恐怖に心理的に追い詰められていくという怖さがまさにガクブル案件。

ホラー映画の古典的怖さを踏襲しつつ独自のエッセンスを効かせた佳作になっているのでこういうゾクゾクする雰囲気が大好きな人は堪らないやつですね。

個人的には視覚的に楽しめる馬鹿なヤツが好きなので評価はこんな感じ。

• #未公開ホラーの巻

若者グループが借りたBnBで悪霊？を知らぬ間に召喚してしまい、彼らの中にそれが潜んでメンバーを自殺させる儀式を行おうとする、というような話。

かなり小規模で話もしょうもないんだけど、結構演出やトーンが物静かで緊張感があって、その他の有象無象のホラーとは一味違ったものになってるのが好印象。映像もなかなか洗練されてる。比べたら全然劣るけど、It Followsなんかに通じる落ち着いたホラーの流れを汲む佳作。
監督はこれがデビュー作とのことで、今後が楽しみ。

しかしせっかくグループに紛れて惑わす、みたいな美味しい設定なのに、特に誰かに化けてるかも、みたいな疑心暗鬼に落ち入らずただそのまま過ごす若者たちの能天気さは非常にもったいないと思った。物体X的な心理戦に持ち込んでもよかったものを。