みい太郎

星の子のみい太郎のレビュー・感想・評価

星の子(2020年製作の映画)
3.2
宗教ってなんだろうなあと思う。

特定の宗教は信心してないし
私の神様はきっと数多ある神社仏閣におられる方なんだと思うし
法外なお布施も要求されないし
御朱印なんてモノを集めているので神様は沢山おいでで他の神様を
否定しなくて…
いつでもおいでやすこが😅みたいに出入りも自由(笑)


両親の最初の想い。
娘をなんとかして助けたい、辛さを取り除いてあげたい。
そこに入り込む突飛な行動もセットの宗教。
河童みたいな社会理念で言うところの少し恥ずかしい行動が
幸せを呼び込むと謳う行動心理学。

宗教にどハマりしている方の
あの脇目も降らない思いや信じている力や情熱に逆の意味で羨ましさもある。
わたしには持ち合わせていない思想なので…


そんな両親に育てられた姉妹。
それぞれの受け入れ方。
ある意味周囲の目や口出しが無ければ幸せ夫婦で幸せ親子。

10代の娘が家を出て子を産むまでの状態に
原田知世さんのあの暢気な感じ。
脅威を感じた。
ある意味どこかに感情を置いてきている感じ、怖かった。

愛菜ちゃんが両親の世間から見た奇行を恥ずかしいと思いつつ
元々は自分の為に始めてくれた事も理解していて両親二人が穏やかで貧しくても(教団のグッズ購入でね苦笑)優しく、幸せを満喫している姿に事実を感じていて…
いい女優さんになったなあ、ベテランだけど…

黒木華さんや高良君など
適材適所。いそうだもの若手ね教団職員(笑)

1番の極め付けは
クズハンサムさせたら右に出るモノなし😆岡田将生。
あのイライラ感、意地悪で空気読めない発言、教師とも大人とも到底言えないゲスな態度。
うふふふ。となる。

ラストの親子の姿。
あの家族単体では幸せなんだと思う。

監督が突きつけてくる宗教とは?
いろんな気持ちにさせられた。

他人に迷惑かけなければ本人たちが幸せならばそれでいいはずなのに…
姉は幸せだったのか?
それを考えるとやっぱ闇が大きいと思うのは私だけなのだろうか…
みい太郎

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