皿もげ

星の子の皿もげのレビュー・感想・評価

星の子(2020年製作の映画)
-
生まれ持っての環境、それが一般的なかたちではない場合の子ども。
家族の中では幸せのかたちが形成されているけど、それがまわりから異形として見られた時に思春期の少女はどう捉えるのか。
主人公の心の内が、言葉として発せられることがないけどそれを芦田愛菜さんは目で、細やかな表情で物語る。

さておき、アウティングについて考える映画だった。
なべちゃんは、彼氏にだってちーちゃんの家のことを言わなかったの、素敵だと思ったな。

昔、同級生のひとりぐらしのおうちに、この映画の宗教団体のモデルのひとつであろう宗教の祭壇があって、あれはなあに、と聞いたら、親が送ってきた、自分は信じているわけではないけど、親が信じているからさ、と言われたことがあって、それを思い出した。
皿もげ

皿もげ