ももさく

星の子のももさくのレビュー・感想・評価

星の子(2020年製作の映画)
2.6
子供の肌荒れも酷くて虚弱体質なのをどうにかしたくて夫は職場で進められ水を変えてみた。

すると徐々に回復していく。しかし、その水は怪しい宗教の物だった。

林ちひろ(芦田愛菜、粟野咲莉)面食いで片想いばかりだが恋する中3。絵が上手い。

まーちゃん(蒔田彩珠)ちひろの姉。家を出た。

ちひろの父(永瀬正敏)怪しい水に最初に依存。

ちひろの母 (原田知世)夫とともに怪しい水に依存。

南隼人(岡田将生)数学の先生でテニス部の顧問。

なべちゃん(新音)ちひろの友人。はっきり言う。

新村くん(田村飛呂人)なべちゃんと付き合っている、いた?。

春ちゃん(赤澤巴菜乃)宗教でのちひろの友人。

雄三おじさん(大友康平)ちひろの母の兄。

海路さん(高良健吾)昇子の彼氏で2人とも宗教で子供達に話しをしている。

昇子さん(黒木華)オーラが見えると言う。

麻美先生(大谷麻衣)保健の先生。

さなえ(見上愛)宗教でのちひろの友人。

他出演者→池谷のぶえ、池内万作、宇野祥平、赤澤巴菜乃他。


「それは本当に自分の意志と言えるのかしら?」

ずーっと見たかった作品。愛菜ちゃんファンだからってのもあるけど宗教とかが絡むタイプの作品は私とは別世界でつい見てしまう。

夫婦揃ってハマるってのが驚く。どちらかが、なにそれ?ってならんのかい!仲良くていいな。本人達は真剣に信じてる事だから笑っちゃいけないけど何故緑ジャージ?頭にピンで止めてタオル乗せてるのが面白い。

日記、眼鏡、ハサミ、コーヒー、色付きリップ、集会、エドワード・ファーロング、ウィルスの話し、大きなホールにて知らない人とワイワイ雑談、お風呂の時間も印象的。

       「しゃべれないんだ」

しゃべれないんじゃなくて、しゃべりたくないんじゃないかって思った時、苦しくなった。

全てを理解していても、それに乗っかったり合わせなきゃ生きられない事もあるのは宗教関係なしにわかる気がする。

   「私、風邪をひかないんです」

        「考えても同じです」

なべちゃん凄い言うな!って思ってたけど「あいつ性格悪いね」にはスッキリしたし宗教一家と知っていても、ありのままに接する友人いいな。イジメとかないのかな?って思ったけど、それをしたのは先生でしたね。

先生が生徒に、あそこまで感情的に言っていいのか!?。

「あなたがここにいるのは自分の意志とは関係ないのよ」

両親が、そうなったのも、お姉ちゃんが出て行ったのも自分が関係してるってので、そんな複雑な思いをうまいこと愛菜ちゃんは演じてましたね。本当に小さな頃から素晴らしい演技をするけど多感な年頃になっても演技のうまさは変わらない。怒られた時の演技が特に好きでした。

え?終わり?と思いつつも同じ星を見てないって事に深い意味あり…とか思ったり。でも結局宗教なんて何かをすすめたり買わせたりとか他人を巻き込んだりお金の面で身内に迷惑かけたり自分が信じてるものを押し付けたりしなきゃ別にいいんじゃない?。個人の自由な気がする。

ただ身内がやってたら?と考えたら、とりあえず真実を教えたくて叔父さんみたいな行動は、とっちゃうかもしれないな。

知りもしないで!って言われる気もするけどイメージ的に、お金沢山取られちゃう気がする。それでも何に金を使うかってのは自由だから、それで本人が幸せならいいんかなとも思っちゃう。幸せの軸がそこに明確にあるんだなと。私の幸せの軸は何なんだろ?って考えちゃいましたね。猫かしら…。

見る人によってはモヤッとしたり、よく分からんって感じに思いそうな作品では、ありましたね。私には不思議な世界観で、色んな人いるなーって思いました。




エドワード・ファーロング→ターミネーター2で有名になった美少年。1992年頃、東洋水産の「ホットヌードル」のCMに学ラン姿で1991年第5回全日本国民的美少女コンテストでグランプリを受賞した今村雅美と出演した。


見上 愛→花王 キュキュット クリア除菌「難しく考えない篇」など。

蒔田 彩珠→ 「妻、小学生になる。」「万引き家族」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」など。

池内 万作→ 「金田一少年の事件簿」(堂本剛版)明智健悟役、「ミステリと言う勿れ」蔦薫平 役、他サスペンスによく出演している。父は伊丹十三、母は宮本信子。祖父は伊丹万作。大江健三郎は叔父。

宇野 祥平→「百円の恋」岡野淳 役、「舟を編む」宮本慎一郎 役など。