パンケーキとペンギン

星の子のパンケーキとペンギンのレビュー・感想・評価

星の子(2020年製作の映画)
3.6
最後、3人で同じ流れ星を見ることができないシーンは、今後ちひろが両親とは別の道に進むという暗示なのかな?と思った。今はただ気持ちが揺れているちひろだけど、もうしばらくたてばお姉ちゃんと同じように両親と距離を置くことになるのかもしれない。お姉ちゃんと違って潔く家出などできないちひろが、いったいどんなふうにして宗教から離れていくのか(もしくは離れていかないのか?)気になった。両親がちひろのことを大切にしていることは一目瞭然。だからこそ両親を簡単に切り捨てることができなくてちひろはきっとすごく悩むと思う。
この辺の葛藤が見てみたかったんだけど、この映画ではまだそこまで至らないみたいだった。試練はまだまだこれからと言う感じ。