主人公が宗教2世と聞いて前々から観たかった映画、やっと観賞できました。
原作を読んでないので何ともいえないけど、映画で表現されていた部分だけで見ると想像していたよりだいぶマイルドな印象でした。が、主人公の姉が出ていってしまったことや、おじさん一家の心配っぷりをみるに、映画で露骨には表現されていないだけでもっとカルト的なひどい部分がたくさんあるのだと思います。
自分自身が宗教2世なので、育っていくにつれて、家庭内と家庭外で価値観のズレが生じてくるところに共感を覚えました。主人公自体は比較的親に忠実ですがこの先どうなるんでしょうね…。
私は部活を言い訳に集会等には中学生くらいからもう行かなくなりましたが…私に子供が産まれるとまた親が勝手に孫を連れていこうとする。私は子供を3世にする気はないので、結局宗教と距離を置きたいと思うと親と距離を置かなくてはいけなくなってしまうんですよね。
この映画の主人公は、周囲の人からの白い目には傷ついてるけど、親のことが基本的に好きで、親からも愛されていて…そのまま立派な信者に育っていくんでしょうかね…。先が気になります。
