春21号

星の子の春21号のレビュー・感想・評価

星の子(2020年製作の映画)
3.1
あの宗教がなければそもそも主人公は救われていたのか?
両親があの宗教を信じていたのは主人公を救ってくれたからだ。
この映画の上手いところは最初に主人公があの水で病気が治った様に見せているところ
効果があるのかどうかをうまく誤魔化せている。
実際に両親は風邪引いてないしね
でも家は貧乏になっていくし人間関係は破壊されているし
本作の主人公は両親を守ろうとかそういう事じゃなくて否定しきれないのだ思う
それは自分の生の否定になる。

さて、騙される事と信じる事は表裏一体だと思う。
今この瞬間に真実だった事が10.20.30年経てば嘘になったりね
そうすると人生ってのは何をしんじるか?であり何に騙されるのか?でもあると思う。
まぁせいぜいが自分が傷つかない方を選ぶべきで主人公にとってそれが両親なのかもね

俺にはあの教師も親戚のおじさんも自分の考えを硬めに固めて疑わず他人に押し付けてくる教祖そのものに見えたんだよな
春21号

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