ロク

星の子のロクのネタバレレビュー・内容・結末

星の子(2020年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

時事的に気になった映画。
「あやしい宗教」の信者を両親に持つ主人公。普通に友達と話したり恋をしたりして毎日を過ごし、宗教の集会は町内会の集まりくらいの感じで語られている。疑問を持つことはあっても完全に振り切らず飲みこむ。今後主人公はどうなるのだろう。

宗教の宿泊イベントも日常同様淡々と描かれていく。異質な部分と和やかなサークルのような部分とが入り混じって居心地がよさそうにも見える。異質と言っても観ている側はインチキな水などおかしい部分も知っているのでそう思えるけど参加している人たちには普通のことなのかも。

岡田将生さんは初めに登場した時から「恰好いいけど何となく嫌な感じ」のキープ具合、黒木華さんは口角上がった笑顔なのにざらっとした雰囲気がすごかった。
蒔田彩珠さんも重いものを抱えて必死で耐える子供のような顔と主人公と二人の時のお姉ちゃんっぽさが絶妙だった。
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