このレビューはネタバレを含みます
自分の境遇に似たあらすじということでずっと見たかった作品。
まず、まなちゃんの演技にただただ圧巻された。言葉や感情を表に発する子では無いのに、感情の動きがひしひしと伝わってくる演技力がすごい。
映画は宗教第3世で生まれてきた、
自分と重ねてしまう場面が多くその時の葛藤を思い出して
ずっと苦しい内容だった。
宗教信仰の強ささえ除いてしまえば
「子供思いの良き両親」で、
子供を思うからこそ、子を病気から救ってくれた宗教にズブズブとハマっていく。
良き両親なのはちひろもわかっているから、宗教に疑いは持っても。
親のことを嫌いにはなれないのが苦しい。
いっその事両親ごと嫌いになれたらどんなに楽なことか。
最後の3人で流れ星を見つけるシーンは
夫婦は同じ流れ星を見れたけど
ちひろは1人の瞬間しか見つけられなかったのは、両親と進む先が違ってくることの現れなんだろうか。
余韻の残る終わり方で良かった。