あき

星の子のあきのレビュー・感想・評価

星の子(2020年製作の映画)
3.2
精神的に追い詰められたときに縋ったもので救われたものに盲信する両親、宗教的なものを拒絶して家を出た姉、そのはざまに揺れ動く妹、そのすべてがそれぞれの立場で正義なんだと思うし、でもお互い相容れない世界観では交わることもできない。
ラストで同じ夜空を見ているのに3人が同じ流れ星を見ることができずに終わるのは、
みな同じ世界に生きているのに見えているものはみんな違うということの隠喩なんだと感じた。
抑揚はおさえられてるけど、じわりとくる。
あき

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