溶けたあいす

<片隅>たちと生きる 監督・片渕須直の仕事の溶けたあいすのネタバレレビュー・内容・結末

-

このレビューはネタバレを含みます

長尺版を見たあとに、裏側が気になって、こちらのドキュメンタリーを鑑賞。
片渕監督が人望があり、暖かさを持った方なんだなぁということが感じられた。見てよかった。

評論家の川本さんが
「今の世の中、
きな臭くなり、乱暴になり、下品で、
新聞を開くのも嫌になる中で、
この映画は、優しくて、品があって、綺麗で」
と仰っていて、まさにその通りだと思った。

外の世界がカオスで騒がしい中、この映画で心地よい静けさを感じた。

監督やのんさんを筆頭に
この映画を作っている方々、全員が、
ほんわかとした雰囲気を醸し出していて
この方達だからこの映画はこんなにも
心優しい作品になったんだなぁとしみじみ。

あと、花澤さんのお芝居が凄かった。
血管が浮き出るくらいに激しい咳をして、
それでもふふふっと優しい微笑みを声に出して、
これはプロの技だなと鳥肌がたった。

地方の映画館も紹介されていて、素敵だった。
こんな場所に一人で訪問してみたいな