山田礼於監督による、片渕須直監督の『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』製作に密着したドキュメンタリー。
ドキュメンタリーとしてのアプローチとか構成は正直パッとしないwww
しかし、内容はとてもとても素晴らしい。
何より素晴らしかったのは、片渕須直監督の言葉で、アニメーションの、映画の、素晴らしさや本質が語られていた事だ。
評論家の川本三郎氏によって、この作品がアニメーション作品でありながら、小津安二郎監督をはじめとした強い女性を描く日本映画の系譜であることも語られている。
日本最古の映画館が紹介されたり、変態的な映画マニアが登場したりと見所は満載😆
片渕須直監督の言葉
「映画は映像と音響だけではなく、観ている人の心の中で、映画となる」
「アニメーションは無敵だ」
価値のある言葉だと思う。
『この世界の片隅に』
『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』
両作品を観た人も観ていない人も、観る価値のあるドキュメンタリー作品。