順慶

<片隅>たちと生きる 監督・片渕須直の仕事の順慶のレビュー・感想・評価

4.1
「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の制作過程のドキュメンタリー。これ、アマプラで見れるの知らなかった。

片渕監督は枚方の人だったんだ。で、枚方公園駅前に映画館があったんだ。知らなんだ。

「この世界の片隅に」と同じなのだけど、リンさんのエピソードが増えることで、ラストが同じでも印象が大きく違ってくるからおもしろい。

原作マンガは読んだけど、監督の原作の読み解きがすごい。
あの橋はどこなのか。当時の写真と比べて一致させる過程は、探偵物を見ているような気分にもなった。そういう作業の連続だったのだろう。
アフレコの演出、音響にも監督の指示が入る。あと、着物の柄の絵の細かさよ。何気ないシーンもすごいやん。

「アニメーションは無敵だ」言いたくなる。

そして、全国の映画館へとびまわって、舞台挨拶をしている片渕須直監督。連続上映900回を超える映画館は狂気の沙汰ではないけど、改めて映画館で映画を見るということの大切さを感じた。
映画館で見れるものは、映画館で。

そして今夜、テアトル梅田で、「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」を鑑賞する。
これが私にとってテアトル梅田での最後になる。
今日は朝から少し緊張していて、気が気でない。仕事にならないけど、早めに仕事を終えなければ、、、。
順慶

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